シエンタはコンパクトミニバンの中でトップクラスの人気を誇るモデルです。安全装備・燃費・取り回しのバランスが優秀で、多くのオーナーが満足しています。トヨタ シエンタ 2025年型 フロントビュー 外観
しかし「完璧な車」は存在しません。今回はシエンタオーナーが実際に感じた不満点・デメリット10選を正直にまとめました。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
シエンタの不満点①:デイライト機能がない
2022年のデビュー以降、マイナーチェンジ後もデイライト機能が一切設定されていません。メーカーオプション・ディーラーオプションどちらでも追加できないのは謎です。
対向車や歩行者への視認性向上に効果があるだけに、安全面でも惜しいポイントと言えます。トヨタの他車種にはほぼついているだけに、なぜシエンタだけないのか疑問が残ります。
シエンタの不満点②:リアランプに電球が混在
上級グレードではリアコンビネーションランプの質感が向上しますが、ウインカーなど一部に電球(バルブ)が使われています。
ライバルのフリードがフルLEDを採用していることと比較すると見劣りします。走行中は気にならないレベルではありますが、細部の質感にこだわる方には気になるポイントです。
シエンタの不満点③:後部座席まわりの収納が極端に少ない
これはクリティカルな不満点です。3列シート仕様を選ぶとアームレストもシートバックテーブルもシートバックポケットもありません。
ドリンクホルダーはドアポケットのみ。長距離ドライブでは飲み物を取るたびに体をひねる必要があり、快適性が大きく下がります。軽自動車でもここまで収納が少ないケースはほぼないため、ファミリーユースでは特に注意が必要です。
シエンタの不満点④:後部座席のルームランプが電球
フロント席のルームランプはLEDなのに対し、後部座席とラゲッジのランプは電球仕様のまま。前後で統一されていない点が惜しいです。
シエンタの不満点⑤:助手席にアームレストがない
運転席にはアームレストがついていますが、助手席側には設定がありません。現時点ではディーラーオプションでの後付けも不可。高速道路での長距離移動で助手席の乗員が不満を感じやすいポイントです。
シエンタの不満点⑥:リアクーラーがない
後部座席にはサーキュレーターはあるものの、冷風を送れるリアクーラーは非搭載です。ライバルのフリードはリアクーラーを標準装備しており、夏場の後席快適性では差がつきます。
ただしシエンタはフリードより総額で約40万円ほど安いケースが多く、価格差を考えれば納得できる部分でもあります。
シエンタの不満点⑦:3列目シートが狭く乗り心地も悪め
シエンタの3列目シートは膝前のスペースが非常に窮屈です。2列目シートをかなり前に詰めてもらわないと着座が困難なほど狭く、日常的に3列目を使う用途には向きません。
乗り心地・座り心地ともにフリードの3列目と比較すると明確に劣ります。「緊急時の+2席」として割り切れる方向けの装備と考えるのがベターです。
一方、3列目を畳むと床面が低い広大なラゲッジスペースに早変わりする点はシエンタならではの大きなメリットです。
シエンタの不満点⑧:パドルシフトの設定なし
コンパクトミニバンにパドルシフトは不要という意見もありますが、軽自動車のスーパーハイワゴン系でも搭載車種が増えている現状を考えると「あれば嬉しい」装備です。
ドライブモード(パワー/ノーマル/エコ)の切り替えで走りの味変はできます。
シエンタの不満点⑨:デジタルインナーミラーの設定なし
3列シートのミニバンは後方視界が遮られやすいため、デジタルインナーミラーは特に有効な装備です。しかしメーカー・ディーラーオプション含め一切設定がありません。
社外品での対応も可能ですが、装着精度や車検時の扱いに注意が必要です。
シエンタの不満点⑩:走りは「良くも悪くも普通」
街乗り・送り迎え・買い物など60km/h以下の用途では非常に快適です。しかし荒れた路面や高速走行になるとガタつきやびびり音が気になる場面があります。
乗り心地・静粛性ではフリードが1〜2枚上手という印象です。また3気筒1.5L+ストロングハイブリッドの組み合わせは燃費に優れますが、70km/h以上ではエンジンが常時稼働になりやすい点も頭に入れておきましょう。
シエンタ・フリード・ソリオ 比較まとめ
| 項目 | シエンタ | フリード | ソリオ |
|---|---|---|---|
| 価格帯 | ◎ 安い | △ やや高い | 〇 中程度 |
| 乗り心地 | 〇 | ◎ | △ |
| 安全装備 | ◎ | 〇 | △ |
| 燃費 | ◎ | 〇 | 〇 |
| 後席収納 | △ | 〇 | 〇 |
| リアクーラー | ✗ | ◎ | — |
| 3列目快適性 | △ | 〇 | ✗(2列) |
| 取り回し | ◎ | 〇 | ◎ |
買うなら2025年マイナーチェンジ後モデルがおすすめ
2025年夏のマイナーチェンジで以下の点が改善されました。
- 電動パーキングブレーキがついにシエンタに搭載
- センターコンソールのトレーが改良されドリンクが置けるように
中古で探す場合も「電動パーキングブレーキ装着車」を基準にすると快適性が大きく変わります。なお現在も受注制限が続いているため、販売店への事前登録・連絡依頼をしておくのがおすすめです。
まとめ
シエンタの不満点を10個挙げましたが、総合評価としては**「この価格帯でここまで仕上がっていれば十分」**というのが正直なところです。
後席収納の少なさと3列目の狭さは実用面での課題ですが、安全装備・燃費・取り回し・価格のバランスは他の追随を許しません。不満点が許容できると感じた方は、近くのトヨタ販売店で受注再開の連絡登録をするか、2025年マイチェン後の良質な中古車を狙うのがおすすめです。